ケアファームとは

農場が併設されている福祉施設です。高齢者や障がい者、心身に問題を抱える全世代を対象に、住宅・医療・雇用・教育・交流の場を提供します。農作業や動物との触れ合いは、高齢者の生きがいや障がい者の就労を生むだけでなく、認知症や精神障がいの緩和にも効果があるとされ、2000年頃からヨーロッパを中心に急速に発展しています。

日本には菜園付きの老人ホームはありますが、土いじりを楽しみにしたい自立した高齢者のものです。
介護を要する入居者にはその作業は難しく菜園を楽しめません。
また、野菜を育てたことのある経験者ならばいいのですが、野菜を育てることはかなり技術が必要で畑の管理を含めて相当の覚悟が必要です。
ちょっと憧れでやれるものではありません。管理しなくなった畑はそのまま職員の手を必要とします。
しかし、介護スタッフが十分なサービスをするためには畑や庭に時間をかけているわけにはいきません。
農園を楽しみ生きがいとし、さらにこれを少ない負担で実施するためには日本の制度の中での工夫が必要です。

障がいがある人の生きがいにも農園が役立ちます。
農福連携という言葉がありますが、障がい者さんの生きがいは単に農園と福祉が連携すればいいわけではありません。
出荷先のない野菜をつくるのではなく、農園でできることに参加すればいいのではなく、より社会との関わりを感じられ、多様な作業に関われ、目の前で季節が過ぎて、自分の仕事が周りの皆によろこんでもらえることが生きがいにつながります。

日本型ケアファームは日本の制度においてこれらのことを実現することができます。
CareFarmJapanは、国土交通省「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業選定」に選定された「日本型ケアファーム普及のための地域・多世代交流の環境整備モデル事業」として、ケアファームの利用者、入居者の生きがいは、多種・多世代、地域の住民を交えたコミュニティ、農園を中心としたつながりが、普及のキーポイントであることを示す、実証実験です。

狭山ヶ丘ケアファームズ

住所 埼玉県所沢市東狭山ヶ丘6丁目2823の内 

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